音楽紀行
曲名 | バーバー / 弦楽のためのアダージョ Op.11<Adagio for Strings> |
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曲 | サミュエル・バーバー | |||||
出身 | アメリカ | |||||
CD | バーバー作品集 | 試聴(YOU TUBE) | 弦楽のためのアダージョ Op.11はこちらで試聴できます。 | |||
楽譜 | バーバーの楽譜 | |||||
クラシック・ピアノピース | ピアノピース | |||||
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私の思い入れ
映画「プラトーン」で
プラトーン (特別編) (ベストヒット・セレクション)
この曲はオリバー・ストーン監督の映画「プラトーン」で初めて聴いた。
当時はバーバーの曲であることは知らなかった。
映画の後半で確かウィレム・デフォー?が空から機関銃で撃たれるシーンあたりで
流れていたと思う。(左の画像のシーンか?)
銃撃の音がカットされ、スローシーンだったと思う。衝撃的だった。
なんともいえない、無常感を漂わせた映画だった。好きな映画のひとつだ。
この曲が「ベトナム戦争」のすべてを象徴しているようだ。
これをきっかけに、オリバー・ストーンの映画を好きになったし、ウィレム・デフォーも
好きな俳優の一人となった。
ストーン監督の「サルバドル/遥かなる日々」はあまり日本では
話題にならなかったけど、印象強い映画だった。
この映画の主演がジェームズ・ウッズ。
で、ウッズのファンとなった。
で、話はそれるけど、ジェームズ・ウッズが主演する映画を探して、デイヴィッド・クローネンバーグ監督の
代表作のひとつ「ビデオドローム」に辿り着く。
前衛的な映画志向が強まった。
ついでにベトナム戦争系の映画もいつくか見た。
で、辿り着いたのは『ディア・ハンター』。
この映画でクリストファー・ウォーケンという怪しげな俳優を知る。
ということで、映画「プラトーン」をきっかけにして、僕の映画や俳優の好みがほぼ決まったと言っても過言では
無いです。
様々なシチュエーションで
「弦楽のためのアダージョ」は様々なシチュエーションで流れます。
先に紹介した映画プラトーン以外にも、
僕が知る限り、TVドラマ「のだめカンタービレ」。これは千秋がのだめの催眠術から冷めるあたりで使われていた。
キムタクの「華麗なる一族」でも使われていた。ちょっと調べてみましたが、冬のソナタでも・・。
あとは、↑のYoutubeの映像で主題となっている9.11のテロから一年後に行われた慰霊祭でも流れていたようです。
バーバーはアメリカの作曲家というのもあるのでしょう。アメリカ方面で良く使われる曲かもしれませんね。
以前、ご紹介したマーラーの交響曲第5番4楽章のアダージェットと雰囲気が少し似ていますが、悲しさの「レベル」が
違います。
マーラーは微かに光明が見えるけど。バーバーはどん底まで落ちていく。
今日は、落ちるとこまで落ちたい。という時に聴くと、どん底まで連れて行ってくれるでしょう。
でも、何故か平穏な気持ちになれます。