ヘンデル:オペラ『セルセ』より ラルゴ(オンブラ・マイ・フ)
曲名 | ヘンデル:オペラ『セルセ』より ラルゴ(オンブラ・マイ・フ) |
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作曲 | ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル | |||||
出身 | ドイツ(後に英国へ帰化) | |||||
CD | ヘンデル作品集 | |||||
DVD | ヘンデル映像集 | |||||
試聴1(YOU TUBE) | ラルゴ(管弦楽版)」はこちらで試聴できます。 | |||||
試聴2(YOU TUBE) | オンブラ・マイ・フ(オペラ版)」はこちらで試聴できます。 | |||||
楽譜 | ヘンデル「ラルゴ」の楽譜 | |||||
クラシック・ピアノピース | ピアノピース | |||||
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私の思い入れ
泣ける定番です。
もう何度も記事に書いていますが、中学生の頃家にあった7本のクラシックテープに収録
されていました。
とても好きな曲でテープが擦り減るくらい聴いていました。今でもよく聞きます。
良く言うとイマジネーション豊か、悪く言うと夢想癖の私。
この曲を聴くと頭の中に私自身が作り上げた光景が広がり、涙が。。
弦楽器が荘厳な情景を作り出してくれます。
北欧の深い森の中。或いは、アイルランドの地の果てに立つ。
嘆き哀しむというより、悲しみを受入れ、あらゆるものを超越した何かが佇む。
バイオリンがソロで主題を奏でる。バイオリンに呼応するようにオケが鳴り響く。
内なる声を大地へとどろかせるように。
ソロのバイオリンとオケが徐々に交差し、天へと向かう。
そして静かに目の前にある大地を静かに見つめる。
上の試聴では管弦楽バージョンと歌曲バージョンを紹介しています。
管弦楽のほうは、「歌」の部分をオーボエがソロで演奏しています。私が持っているテープ
はバイオリンのソロ。上記のイメージはバイオリンでのイメージかな。
ラルゴ(オンブラ・マイ・フ)とは
私が聞いていた曲は弦楽構成の曲ですが、そもそもはオペラ「クセルクセス(セルセ)」中
の「オンブラ・マイ・フ」で現在では「ヘンデルのラルゴ」と呼ばれているそうです(Wikipedia
より)。
学生時代に「オンブラ・マイ・フ」をレコードで買いました。確か、CMで流れていたと思われます。
キャサリーン・バトルというソプラノ歌手の方だったと記憶しています。
ちなみに、そもそもはカストラート(去勢された男性歌手)のために作られた曲のようです。
という意味では米良美一さんの歌のほうがいいかも。→Youtubeでありました。
また、オルガン曲もよく演奏されます。
いずれも、神聖な空気に包まれ、邪悪な念を削ぎ落としてくれます。
上に紹介するCDはオムニバス。ヘンデルのラルゴ以外に以前紹介した、大好きなマスカーニのカヴァレリア・ルスティカーナや、いずれ登場させようとしているバーバーのアダージョ(映画「プラトーン」のテーマ曲になったり、「のだめカンタービレ」でも登場。千秋に催眠をかけるシーンだったかな)も収録。上手い選曲です。