リスト:ラ・カンパネラ
曲名 | リスト:ラ・カンパネラ |
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CD | リスト作品集 | |||||
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楽譜 | リストの楽譜 | |||||
クラシック・ピアノピース | ピアノピース | |||||
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私の思い入れ
難曲の代名詞
超絶技巧が必要とされるピアノ曲は数多くありますが、リストのこの曲とショパンの練習
曲「別れの曲」は「有名」かつ「難曲」の代名詞として古くから知られているかな。
現在では「有名」で「難曲」とされる曲は多く認識されていると思います。私が子供のこ
ろ、難曲といえば限られていました。
ヨーロッパで「生まれた」クラシック音楽は我々日本人にとっては「異文化」なのですね。
一部のクラシックを専門に学ぶ人たちのものから、我々庶民の「音楽」へと広まり、現代に至っています。
クラシックを題材にしたアニメやドラマも日本での広がりに一役買ったのでしょう。
2009年のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにて辻井伸行氏が優勝した。日本人が世界で活躍している
ところを目にすると、裾が広がる。日本サッカーがワールドカップに出場してから、サッカー人口も爆発的に増え、多くの才能ある選手が発掘された。そして日本サッカーのレベルは遥かに向上した。
日本のクラシック界も「眠る金の卵」を探し出すことができるか?
ラ・カンパネラについて
ラ・カンパネラはイタリア語で「鐘」を意味する単語のようです。
この曲は6曲から成る『パガニーニによる大練習曲』の中にある第3番です。
冒頭部から「レの#」が連打される。
この「レの#」の音が「鐘の音」を表しているようです。
特に右手の速さ、そして、2オクターブを越えるパッセージ+16分音符。そしてトリル。
気が狂いそうになるような超絶技巧が求められるところです。
執拗なまでに「レの#」が連打され、「鐘」の響きを演奏者に要求するリスト。
「演奏家」から「作曲家」へと転身していくリスト。この曲を作曲する頃、リストは
作曲家として大成していく。先日、感想文を書きました「もう一人のメンデルスゾーン―ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼルの生涯」に演奏家としてのリストとメンデルスゾーンが出会う場面があります。
メンデルスゾーン自身が作曲した曲をリストが初見で完璧に弾きこなし、驚愕したようです。
リスト弾き
リストはその難易度や独特の演奏スタイルが要求されることから、リストが得意なピアニストを「リスト弾き」と区別というか
区分されることがあります。
日本ではフジコ・ヘミングさんが有名ですね。海外ではアンドレ・ワッツとかも有名ですね。
僕が持っているCDも上のCDです。試聴で紹介しているアリス=紗良・オット リストさんもリストを好んで弾く若手のエースです。