スクリャービン:練習曲嬰ハ短調op.2-1
曲名 | 練習曲嬰ハ短調op.2-1 |
ヴィルトゥオーゾ・ホロヴィッツ posted with amazlet on 06.06.30 ホロヴィッツ(ウラジミール) ショパン リスト ホロヴィッツ スクリャービン ソニーミュージックエンタテインメント (1996/10/21) 売り上げランキング: 60,582 おすすめ度の平均: 抜群のバランス |
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作曲 | スクリャービン | |
演奏 | ウラジミール・ホロヴィッツ | |
アルバム | ヴィルトゥオーゾ・ホロヴィッツ | |
スクリャービン作品 | ||
楽譜 | スクリャービンの楽譜 | |
クラシック・ピアノピース | ピアノピース | |
試聴(YOU TUBE) | 「スクリャービン: 練習曲嬰ハ短調op.2-1」はこちらで試聴できます。 | |
私の思い入れ
この曲との出会い
もう今から10年くらい前だと思います。意を決してピアノを習うことにしました。昔か ら憧れていたピアノ。ピアノを習らわないと出会えない曲、作曲家。こういう出会いがあ ったことが一番の財産です。で、出会ったのがこの曲です。陰鬱とした暗〜い曲調を私が 指向することを分かった先生が紹介してくれました。なんだ?スクリャービンって?とい うのが最初の感想でした。
暗い中にも瑞々しさが。
以降、スクリャービンにどっぷり。ショパンの影響を受けたようですので、ショパンのよ うな瑞々しさに加え、ロシアのどよ〜んとした暗さがうまく融合した雰囲気。そして晩年 になると精神的に病んでしまい、曲調もそれに合わせ難解な奇怪?な雰囲気になってきま す。その、病んだ影響が徐々に出だしたあたり、例えばピアノソナタ4、5番あたりが醍 醐味を味わえると個人的には思っています。ちなみにこの曲はスクリャービンが15歳の 時(!)に作曲したものですので、独特の「怪しさ」は無く、無垢な曲です。
かろうじて弾ける
スクリャービンの曲はシャープやフラット記号の嵐で正直、私のような素人には難しいで すが、この曲はスローなテンポなのでかろうじて弾けます。途中、旋律が左右両手(2声) に分かれて出現するあたり、弾いていて鳥肌が立ちます。 この曲以外にも前奏曲も弾きましたが、「丸暗記、力ずく戦法」では全く形になりませんで した・・・。 いずれ紹介したい「12の練習曲」も絶品。こんなの弾けたらいいな−。
スクリャービンと言えばホロヴィッツでしょ。
スクリャービンといえば演奏家はホロヴィッツだと思ってます。同じロシアの血が流れて いるということもあるかもしれませんが。ホロヴィッツ自体の演奏はあまり残っていませ ん。録音されている曲も限られています。昔、レーザーディスクでホロヴィッツの映像を 集めたりしていました。誰も真似できない演奏スタイル。生で聴けなかったのが残念でな りません。