ショパン/ バラード2番:の試聴,楽譜

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音楽紀行

曲名ショパン:バラード2番
ショパン:バラード.幻想曲ショパン:バラード.幻想曲
ツィマーマン(クリスティアン) ショパン

ユニバーサルクラシック 1991-05-25
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Chopin ショパン      
出身ポーランド
CDショパン(バラード)作品集
試聴(YOU TUBE)ショパンのバラード2番はこちらで試聴できます。ツィマーマン演奏
楽譜ショパンのバラード2番の楽譜
クラシック・ピアノピース ピアノピース
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私の思い入れ

喜怒哀楽の「怒」か

ショパンの曲の中で最も僕が好きなバラード。バラードは個人的には喜怒哀楽と対比で きるかな、と思ってます。

バラード1番。これは以前も紹介しましたが、これは「喜び」。
バラード3番。これは「楽しい」。
バラード4番。これは「悲哀」。
そして、このバラード2番は「怒り」と言うといいすぎかもしれませんが、激情する内面 を表現しているように思えます。

これらバラード4曲はいずれも名作で、演奏される機会が多いと思いますが、おそらくバ ラード2番は多くは演奏されないかもしれません。
万人受けするような曲ではないかな。
冒頭の主題部分は穏やかなユニゾンで始まる。静かに。そして唐突に、突然に第二主題へ と移る。
雷鳴とどろくがごとく、鳴り響く。徐々にではなく、突如。ショパンはどういう 気持ちでこういう展開にしたのだろうか。怒りがこもっているとしか思えない。
で、最後はその怒りもおさまり、静かに閉じられる。
僕はこのバラード2番は良く聴きます。激情的なプレストの部分を聴くと、心が掻き篭ら れる。そこに快感を覚えます。

2010年はショパン生誕200周年。そしてシューマンも生誕200周年

今年2010年はショパン生誕200周年。昨年はメンデルスゾーン生誕200周年。そ してシューマン生誕200周年でもあります。

このバラード2番はシューマンに献呈されています。そのお返しとしてシューマンは有名 な「クライスレリアーナ」をショパンに献呈しています。
何かの本で読んだ覚えがありま す。
どうやらシューマンはこのバラード2番は「イマイチ」と思ったようです。
バラード 1番があまりにも素晴らしいと評価されていただけに、バラード2番は期待はずれだった のでしょうか。当時の音楽論評紙にそう語っていたそうです。
ショパンもせっかく献呈し たのに複雑な気落ちだったのでしょうか・.・。

僕はバラード好きということもあり、バラード集はアシュケナージ、仲道郁代、ツィマーマン、小山美稚恵とホロヴィッツを所有しています。ホロヴィッツは現存する音源は1 番と4番だけだと思います。
個人的にはツィマーマン版が好きですが、こと、バラード2番に限っては仲谷郁代さんの 2番が好きですね。
激情をすばらしく表現していると思います。願わくばホロヴィッツの 2番が聴きたかった。

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