音楽紀行 >ラフマニノフ:前奏曲 作品3-2「鐘」/Prelude OP.3-2
ラフマニノフ:前奏曲 作品3-2「鐘」/Prelude OP.3-2
曲名 | Rachmaninov ラフマニノフ:前奏曲 作品3-2「鐘」/Prelude OP.3-2 |
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作曲 | セルゲイ・ラフマニノフ | |||||
CD | ラフマニノフ作品集 | |||||
DVD | ラフマニノフ映像集 | |||||
試聴(YOU TUBE) | 前奏曲 作品3-2「鐘」はこちらで試聴できます。 | |||||
ラフマニノフの前奏曲楽譜 | 前奏曲 作品3-2「鐘」の楽譜 | |||||
クラシック・ピアノピース | ピアノピース | |||||
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ラフマニノフ:前奏曲 作品3-2「鐘」
浅田真央ちゃん、フリースタイルテーマ曲
ラフマニノフの前奏曲は以前op32-12を紹介した際にも少し触れましたが、ラフマニノフの前奏曲の
中で最も有名な曲がこの作品op3の2、通称「鐘」。
「通」?の方の中では「Cシャープ」と呼ばれています。
この「鐘」はフィギュアスケーター浅田真央さんの2009年のテーマ曲に選定されています。
現時点では、この「鐘」に合わせた演技は見ていませんが、この壮大曲をどのように表現するのか
想像するだけで鳥肌が立ってきます。
浅田真央さんは今までも、ショパンのノクターンや幻想即興曲、ドビュッシーの月の光、ハチャトリアンの仮面舞踏会といった
クラシックを取り上げています。これは彼女の趣味なのか。
今回の鐘は2008年から師事するロシア人のタチアナ・タラソワ女史の影響なのか?
少女からオトナ女性を表現するには、もってこいの選曲ですね。この曲でオリンピック優勝をして頂きたいものです。
でも、ノクターンはともかく、「鐘」は浅田真央さんのキュートな雰囲気には似つかわしくないと思うのですが・・。
ライバルのキム・ヨナの雰囲気がキュート路線では無く(いつもニコニコでは無いという意味)、シリアス系なので
キム・ヨナと差別化を計るには、もっと明るい曲のほうがいいのでは?と個人的には思います。
話しはズレましたが、ズレついでに、村主章枝さんも2005年のフリースタイルでラフマノノフのピアコン2番を採用
していましたね。
村主章枝さんはスケーターとしても雰囲気?としてもタイプでしたし、ラフマニノフのピアコンも好きだったので
熱狂的に応援してました。
ラフマニノフの前奏曲について
(以下は以前書いたop32-12と同じです。鐘にも触れていたので。)
前奏曲(プレリュード)と言えば、ショパンの24の前奏曲が最も有名。
この24という数字はバッハの「平均律クラヴィーア」が「長短調のすべてを使った」曲集で、
ショパンやスクリャービンが24の前奏曲を作曲した。ショパンは「雨だれ」が有名ですね。
で、ラフマニノフも24の前奏曲を作曲していますが、厳密には「前奏曲集」。今回の作品32(13曲)の他に
作品23(10曲)、作品3(1曲)で構成されています。
24の前奏曲の中で最も有名なのが、作品3−2.通称「鐘」。
高らかに鐘を鳴らすような、力強い出だしが印象的です。
ちなみに、最初の先生に最後に教えて頂いたのが、この「鐘」。でも、最後まで
弾くことは最初から出来ないと思ってました。後半のパッセージは素人には無理。
でも最初の「鐘」の音をピアノで叩いてみたかった・・。
途中で止めてしまいました。それが・・今でも心残りです。